地震に備えての心構えと対応

地震が起きた。その時あなたは? あなたの家族は?

災害が発生して気になるのが家族の安否。いざという時の家族の集合場所と連絡方法の確認を!

☆被災地(自分が住む地域)から離れた親戚・知人などを連絡先にする。
☆避難するときは玄関などに行き先や家族の安否を書いたメモを残す。

☆噂やデマにまどわされないように正しい情報を入手する手段として、ラジオは必需品。
☆一般電話や携帯電話からつながりにくい場合でも、ピンク電話以外のグレー(灰色)や緑色の公衆電話からは、比較的かかり易い。
☆震度6弱以上の地震が発生した際、NTTが提供する『災害伝言ダイヤル 171 』が便利です。伝言ダイヤルについての詳しい解説については、お近くのNTTでお調べください。また、携帯電話が提供する『災害伝言板』(略称)も地震が発生した際、利用できます。
※当会のリンク集からもジャンプできます。

   地震の心得10ヶ条 

  1. まず、身の安全を図れ
  2. 素早く火の始末をする
  3. 窓や戸を開けて出口を確保
  4. 火が出たら素早く消火
  5. 慌てて外に飛び出さない
  6. 狭い道路やブロック塀、崖には近づかない
  7. 山崩れ、がけ崩れ、津波に注意
  8. 避難は歩きで、荷物は最小限に
  9. 地域で協力し合って応急救護怪我人・子供・身体の不自由な人・お年寄り)
  10. うわさ・デマに惑わされず、ラジオなどで正しい情報を聞く。


  大揺れの時間は1分程度です。この間の自分と家族の身の安全を図ることです。

 下記に掲載してあるものは、一般的な対処法です。

 ☆地震発生時、その時あなたが↓

  ☆家にいたら        

  1. 家具などが倒れたり高いところに置いた落下物から身を守るために、頑丈な机やテーブルの下などに急いで避難して、余裕が無い場合は、ふとんや座ぶとんで頭(身体)を保護しましょう。
  2. 余裕があり、すぐに火が消せる場合は、火災を防ぐため火の始末をする。余裕がなければ無理ををせずに、揺れのおさまっている時を見計らい火の始末をする。ガス器具は元栓を閉めストーブの火を消し、電気火災を防ぐためコンセントを抜くかブレーカーを落とす。
  3. 地震の影響で建物が傾き、出入口が開かなくなり外へ避難できなくなる可能性があるので、ドアや窓を開けて出口を確保する。特に、2階建て以上のアパートなどや古い建物(木造)は注意
  4. 天井に火が移る前ならば、初期消火が可能です。(消火器の用意を)
  5. 屋根瓦や窓ガラスなどの飛来物(落下物)、ブロック塀の倒壊の危険があるので慌てて外へ飛び出さない。家屋の倒壊や火災などの危険がある場合は、飛来物(落下物)に注意して慌てず落ち着いて避難する。特に、小さな子供・お年寄り・病気の方・寝たきりの方・障害者の方がいる場合は、沈着冷静な判断を。

    

  ☆デパートや劇場、地下街などにいたら
   係員の指示にしたがって行動を!! 有毒ガスを吸うか吸わないかが生死の分かれ目、
                        
煙を絶対に吸わないように姿勢を低くして避難する。
  1. イスとイスの間に身を隠し、カバンなどで頭を保護する
  2. 身勝手な行動をしないで、係員の誘導に従い避難する
  3. カバンなどで頭を保護し、割れやすい陳列棚や倒れやすい物など離れる
  4. テーブルや机などの下に身を隠す
  5. エレベーターに乗っていた場合は、各階のボタンを全て押して止まった階で降りる
  6. エレベーターに閉じ込められたら、中にある連絡電話(非常用電話)を使って外部と連絡を取り救出を待つ
  7. エレベーターを使わず階段で避難する
  8. 火災が発生した時は、煙を吸い込まないようにタオルやハンカチなどで口を覆い姿勢を低くして避難する
  
  ☆外にいたら   屋外では頭を保護し危険なものから身を守る!
  1. ブロック塀・電柱・電線・自動販売機・石積、建物の近くなどからすぐに離れて空き地や広場などの安全な場所避難する
  2. 窓ガラスや屋根瓦など飛来物(落下物)から身を守るため、公園や空き地などへ避難する
  ☆電車に乗っていたら  パニックに注意 まず身の安全を!!
  1. 立って乗車している場合はつり皮や手すりなどにしっかりつかまる
  2. 途中でとまっても、身勝手に電車の外へ飛び出したりしない
  3. 乗務員の誘導に従って落ち着いて行動する
  ☆繁華街にいたら
  1. ガラスの破片、看板などの飛来物(落下物)から保護するため、頭をカバンなどで保護して近くの空き地などへ避難する。
  2. 建物や自動販売機、ブロック塀のそば、ビルの壁際などへは決して近づかない
  3. 電線や、電柱には近づかない 
  ☆自動車を運転していたら
   車を左に寄せて停車 規制区域では運転禁止! 勝手な運転は混乱の元。ラジオの情報で正しい行動
  1. 地震だと判断したら、急なブレーキや急なハンドル操作をしないで周囲の安全を確認してから速度を落とし、道路の左側に車を寄せる
  2. 慌てて車から出ずにラジオの地震情報を確認する
  3. 車を離れるときは貴重品を持って、必ずキーはつけたままでドアロックもしない
  ☆山や海にいたら   土石流、がけくずれ。津波に注意!  危険地域ではすばやく避難
  1. 強い地震(震度4程度)を感じたときまたは弱い地震であっても長い時間ゆっくりとした揺れを感じたときは、直ちに海辺や堤防から離れて、急いで高台の安全な場所へ避難する
  2. 地震を感じなくても津波警報が発表されたときは,直ちに海辺や堤防から離れ,急いで安全な場所に避難する。
  3. 津波は繰り返し襲ってくるので,警報・注意報が解除されるまで絶対に海辺には近づかない。
  4. 崖、切り立った斜面の近くには近づかない

☆ケガをした人がいたら みんなで助け合い 救助する
大規模な災害が発生した場合、多数のケガ人が発生することが予想されます。交通渋滞などにより警察、救急隊、医療機関等も通常どおりの活動はできません。災害時には、ケガ人などの身近にいる人が適切な応急手当てを行う必要があります。 日ごろから応急救護の知識を身につけておきましょう。


☆避難 揺れがおさまったら
直下型地震では大揺れがおさまった後もすぐには安心できません。
余震への警戒や二次災害防止など、災害を最小限にくい止めるための十分な注意が必要です。

☆余震などの合間を見計らい、車の中へ避難する
まわりに大きな建物がない駐車場に車が駐車してある場合は、その中へ避難する。
車の中にはラジオ・ルームライトもあり、エアコンやヒーターを利用すれば暑さや寒さから身を守れる。
一時的な避難場所としては、ある程度落ち着ける空間として利用できる。

  ☆初期消火
  身近で出火している場合は、できるだけ早く近隣と協力して消火にあたる。
  ☆近隣との協力
  家族全員とわが家の無事を確認したら、ケガ人の救護や初期消火など、
  積極的に近隣の救助に協力する。
  ☆避難はルールを守って
  避難する場合は、一時集合場所に集まり、集団で行動する。
  区や防災機関の指示がある場合はそれに従い、みんなで助け合って避難しよう。
  ☆電話の利用は最小限に
  大災害発生時には重要通信が最優先となり、一般家庭の電話は制限される場合がある。
  通話の内容は、家族の安否、避難場所など重要なことだけにし話は手短にすませる
  ☆ガス漏れ漏電に要注意
   余震に備え、ガスの元栓をしっかり閉める。また、電気火災を防ぐためにブレーカーを切る。

☆避難するときのルール

身軽にするため余計な荷物は持たない。できれば手には荷物などを持たない。みんなが安全に避難できるよう、近所の人に声をかけお互いに協力する。自主防災組織などの誘導がある場合はこれに従う。特に、小さな子供・お年寄り・病気の方・寝たきりの方・障害者の方の安全確保に注意する。独り暮らしの方が近所に住んでいる場合は、安否確認をする。

☆避難に車は使用しない

避難を要する災害時には、緊急車両の通行を妨げないためにも、渋滞で避難に時間をかけないためにも、地震の影響で道路が通行できない可能性考えても、車を使っての避難はしない。非常時には身勝手な考え方は絶対にやめましょう。

 
「火事だぁ〜〜〜〜〜〜!!」

  1. 小さい火だと思っても、1人や家族だけで消そうとしないで、「火事だーッ」と大声を出し近所の人たちにも応援を求める。特にお年寄り・病気の方・寝たきりの方・障害者の方は絶対に無理をしない。
  2. 「このままでは大火事に・・」と判断した場合は延焼を防ぐためにも、ためらわず速やかに119番通報する。
  3. 消火器、お風呂の水の汲み置きを。
 

日頃の対策

○窓や食器棚など家の中には、多くのガラスや陶器類などが使われています。
地震での揺れで飛び散る可能性が大きく、大変危険です。
また揺れがおさまってから、家の外に逃げ出す際、障害となり逃げ遅れの原因にもなりかねません。
窓ガラスなどに結露防止フィルムなどを貼れば、震災対策にもなります。
最近は、地震対策用のガラス飛散防止フィルムも市販されています。
○ガス器具など火を使用する器具は、耐震装置の付いた物にする。
〇家具の転倒が、怪我や死亡につながるケースが多いようです。
安全確保や逃げ遅れ防止のためにも、エル型転倒防止金具・つっぱり棒などで壁や天井にしっかりと、ネジ止めや固定をしておく必要があります。  
〇家の内壁の状況により、ネジ止めが出来ない場合は、家具などの手前側を2〜3cm高くなるようにして全体を壁側へ傾斜させておくのも1つの方法です。
〇地震に備えて家具の上など高い場所には、なるべく重いものやガラス・陶器製品など割れやすい物は置かない。
○寝ているときの地震の発生を考え、寝室にある家具は転倒しないよう、しっかりと固定する。
○断水を考えて、日頃からお風呂の水を溜めておく習慣を。

   

最後に・・・・忘れるな!「落ち着いて。冷静な判断。正確な情報確認

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